25年前に造成したビオトープは、学校と地域が協力して改修や周辺整備を実施し、水辺の自然を感じられる場となっています。
7月にビオトープ管理士による生物調査を行った結果、絶滅危惧種Ⅱ種のシャジクモの重要な繁殖地となっていることが判明しました。一方で、様々な外来種の繁殖や在来種ヒメガマの繁茂過多など育成管理の問題を指摘されたため、学校と地域とが連携して、ビオトープのメンテナンスを実施することとなりました。
まずはびっしりとはびこっていたガマを整理するために、生徒会を中心に有志の生徒さん、先生方、地域の方々が参加し、底にたまっていた泥や石をさらい、根を掘り出しました。長靴を履いて池に入り、大きな石は二人がかりで運び出しました。ヤゴを見つけた生徒さんからは歓声が上がり、「最初は抵抗があった泥も作業しているうちに楽しくなった」という感想も聞かれました。
また、整備活動と合わせて、観察会の実施、全校集会でビオトープに生息する動植物紹介など、多くの生徒に関心を持ってもらうような取り組みを実施しました。今後も継続的にビオトープを維持管理し活用していくため、学校運営協議会とともに管理体制づくりにも取り組まれました。
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